キススキ
『ねぇ、キスして...いい?』

『ダメ...だよぅ...』

彼女は

彼と重なっている目をそらして

後ずさりする。


でも彼は獲物を狙うように

そっと彼女の肩に手を置く。


『もう手遅れじゃん。』


その言葉が合図のように

彼の目はあたしをとらえて、

同時に口をふさいだ。


『んんっ・・・。あっ・・』


彼女の口を割って入ってきた

彼の舌は、彼女の舌を舐める。


『だ...んっ...めっぇ...』



ガチャッ――――――――
< 2 / 43 >

この作品をシェア

pagetop