キススキ
「先生ここでいいよ。」
「ダメダメ。挨拶くらいしてかなきゃっ」
保健室の夏美先生は、
あたしのことを車で送って行ってくれた。
22歳くらいだったかな?
とにかく、この学校で一番若い先生。
「あら?どなた様?」
お母さんは玄関に立って、
不気味そうに夏美先生を見つめる。
「保健室の先生...。」
あたしは適当に応えて、
自分の部屋にさっさと向かった。
ボフッ------------
ベットに飛び込んで、一応熱を計る。
「38度6分...。」
全然よくならない。
それもそうだよね・・。
まだ7時半なのに、熱があるせいか
すごく眠たい。