キススキ
こんな切ない目をしている
外山くんを見るのは初めてかもしれない。
まだ会って数日しか経ってないけど、
悩みなんてなさそうな人だったから。
「すげーきれいでしょ?」
その言葉通り、
すごいきれいな場所だった。
花の1つもないけど、
運河が透き通っていて.....。
「気に入った?」
「う、うん、」
外山くんはあたしの顔を
そっと、ゆっくりのぞいた。
そのとき向けられた笑顔を見たら、
すごい苦しい気持ちになった。
「ごめんなさい。ひどい事言って...。」
「一生許さない。」
「ほんとすいませんっ、許して下さいっ」
一生許さないって言ったくせに、
なんでか笑ってる外山くんを見た限り
許してくれてるみたいだったけど、
あたしはわざとらしく頭を下げた。
「しょうがねーなぁ、じゃあ...。」
「じゃあ...??」
「俺にキスしてくれない?」
外山くんを見るのは初めてかもしれない。
まだ会って数日しか経ってないけど、
悩みなんてなさそうな人だったから。
「すげーきれいでしょ?」
その言葉通り、
すごいきれいな場所だった。
花の1つもないけど、
運河が透き通っていて.....。
「気に入った?」
「う、うん、」
外山くんはあたしの顔を
そっと、ゆっくりのぞいた。
そのとき向けられた笑顔を見たら、
すごい苦しい気持ちになった。
「ごめんなさい。ひどい事言って...。」
「一生許さない。」
「ほんとすいませんっ、許して下さいっ」
一生許さないって言ったくせに、
なんでか笑ってる外山くんを見た限り
許してくれてるみたいだったけど、
あたしはわざとらしく頭を下げた。
「しょうがねーなぁ、じゃあ...。」
「じゃあ...??」
「俺にキスしてくれない?」