ラスト・ライフ
凛子はその後、クラスでもトップに立つようになった。
私のような子には同じ扱いをする。
大声で名前を呼び、たまに蹴られた子もいた。
でも、私よりは断然軽かった。
どうして私だけ、こうなの?どうして私だけ…。
同じ人間なのに、同じクラスなのに、どうして私だけ違うの?
凛子の前と2人の時の態度が違う愛美のことも余計辛くなる。
「凛ちゃん、私、凛ちゃんのこと嫌いって言ってないよ」
「そうなの?」
「うん。勘違いしたみたいで、ごめんね」
ミアちゃんが謝ってきた。でも私は、信じれない。
嘘なんでしょ。本当は嫌いなんでしょ。
そうしか私は考えられなかった。
それを全て、凛子のせいにした。全部凛子のせいだ、って。
愛美じゃなくて、凛子だけのせいにした。
どうして愛美だけをかばったのか、私は分からない。
「高木、明日泊まらせて」
「明日は、お母さんが夜勤だから…」
「夜勤だからじゃん」
「でも、夜勤の日は駄目だって…」
「あっそ。高木のお母さん怖いもんね~」
本当は凛子を泊まらせたくないだけだった。
その日、また凛子と愛美は喧嘩をしたらしい。