甘い夏 煙草の匂い
細く白い首筋に、ゆっくりとキスをする。
「やぁっ…!」
必死で身体をよじるが、そんな細く小さな体では俺にかなうハズがない。
あんまり余計な体力を使うな。そのうち感じてくれば、力なんて入らなくなる。
必ず、快楽に導いてやるから…。
そう妄想を膨らませながら、首筋を攻め立てた。
「…や…やだぁっ!…あっ…!」
首筋からさらに降りていき、むき出しの肩を攻める。
「あ…お願いっ…待って…」
位置的に、耳元で囁かれてる感じがして、またゾクゾクする。
あっさりと真那のお願いをシカトし、キャミソールで隠れていない胸の谷間へキスをする。
「ひゃっ…待っ…!」
言葉の間に漏れる甘い声。
さらに暴走する俺。
無理矢理しているのはわかっているが、止まんねぇンだよ…。
そう開き直り、膝に手を移動した時、真那の一言で目が覚めた ―――。