甘い夏  煙草の匂い



「うわっ!やべっ!」

「いやいや、ヤバいだろ!」


「ヤバいって…お前がデかい声出すから、ビックリして灰落としちまったじゃねぇか!」


「違うって!ヤバいのは…」


「ん…うぅ。」




真那が急に寝返りを打ち、部屋がシーンとなった。



ワントーン落とした声で、進也がこう言った。




「このコ…まだ未成年だぞ?」













…はい?





「だって、フツーにカ〇ピスサワー飲んでたぞ? 」


「サワー?ソーダじゃなくて?」


「…乾杯の時、何飲んでた?」


「ソーダ。」





…まじっすか。









…俺、大人を代表して叫びます。









お酒はハタチになってから~!!!







< 16 / 206 >

この作品をシェア

pagetop