甘い夏 煙草の匂い
「下着も貸すのか?」
「ばぁか。パンツはコンビニで数枚買ってきたけど、ブラは売ってないからあたしので我慢してもらうしかないわねぇ…」
「サイズとかあんだろ?」
「心配御無用!一緒だから。」
真那が百合子と同じデカさ…。
グラビアの百合子もたまに見るけど、結構デカかったぞ?
…ちきしょう。そっと揉んどきゃ良かった…
「んで?真那は?」
「寝てるってよ。」
冷蔵庫を物色しながら進也が答える。
だから、俺んち!
「あたしにも何かちょうだ~い。」
一緒になってキッチンを物色する百合子は、置いてあったマグカップを見つけた。
「何コレ?」
「ポ○リ。」
「ラッキ。」
「あ…」
やべ…。
「…ん?うまい。酒入ってる…?」
…バレた。
「は?」
「ん~懐かしい!イボ爺特製でしょ?これ。」
…イエス。
電話で水分の摂らせ方を聞いた時「少しウイスキーを入れてあげると元気になるぞ」と言われ、忠実に実行したボク…。