あたしが眠りにつく前に
†Prologue†
ずっと光に憧れていた。
地上の全てを照らす、太陽の強い眩しさも好きだけれど
小さくて淡く儚くも、自分の居場所に誇りを持って瞬く
夜空の星にも惹かれてやまなかった。
それでも一番心を惹き付けられていたのは、
すぐ側にあって、当たり前のように目にしてきた光。
あたしは…いつでもずっと、昔から。
その揺るぎ無い強さを宿す輝きに
どうしようもないくらい、戸惑うほどに
恋い焦がれていたんだ―――
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