あたしが眠りにつく前に





「帆高。大好きだよ。帆高は、ずっと…あたしの」





 雲がひれ伏し、退いてゆく。










「大切な、親友だよ」










 夜の支配者たる月は、罪深い彼女を照らし出す。







< 171 / 284 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop