あたしが眠りにつく前に
†君が眠りについた後†
*それでも世界は冷淡で
ずっと光が妬ましかった。
地上の遙か彼方上空で、分け隔てなくエネルギーを降り注ぐ太陽も
暗い闇の中で、ここにいるんだと居場所を主張する
無限の星にも腹わたが煮えくり返った。
それよりも一番憎らしかったのは、
狂って醜い心に支配された、光になれない自分。
俺は…初めて会ったあの時から。
光に憧れて手を伸ばす笑顔に
どうすることもできないぐらい、おかしいほどに
想い悶えていたんだ―――