20の希望
「あんたが彼女を・・・ 雪江を殺したのか!」
私は大声でそういった。

女は少し驚いたような顔で
「彼女ですって?あなたの?」
と言った。

やはりこの女が犯人なんだろうか。
もしそうならば私は今にもこの女に罪を償わせたい。
だがもし違ったらどうする。
私はこの女が犯人だと言う確証を求める。

「あなたは何を知ってるんですか?」
私が聞くと女は
「去年ここで死体が見つかった、その死体について知っているわ」
と答える。

「あなたが殺したんですか?」
と聞くと
「さあ?どうかしらね。ここで答えたら私捕まるかもしれないからいわなぁ~い」
と答えた。

この女が犯人だ。
私はそう確信した。
まだ早かったかもしれない。
私は怒りに身を任せた。


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