†人魚姫と海賊†~~mermaid&pirate゙LOVE~
「あんな所でボク達が出て行ったら揉めちゃうじゃん!?僕達のモットーは関係ない人は巻き込まないことだから!!」
そう話す金髪、
碧眼な男は愉快そうに笑った。
「…ちっ」
「…で、オレらはコイツが欲しいんだわ。譲ってくんねぇ?」
ブルースのキャプテンはわたしに視線を移し、また船長男に視線を戻した。
「譲るわけないだろう?」
「なら、仕方ねーよなぁ」
声は残念そうでも、
顔は少しも困っていなかった。
寧ろ、嬉しそうだった。