fall in labo〜恋する研究室〜
「ねぇ、誰か買い出しに行ってよ?」
ミナミさんの指令に、珍しくカワサキが真っ先に手を挙げた。
「あ、俺行く。」
それを見て、ミナミさんが飛びついた。
さっきまであんなにイヤそうだったのに。
「じゃあ、私も行きますね。」
「いいよ、沢村連れて行くから。南さんは、こっちの準備しといて。」
やっぱり私は沢村で、ミナミさんは南さんなんだね。
……ん?
今、何て言った?
「おーい、沢村。行くぞ?」
カワサキがドアに向かいながら、私を呼んでる。
「…はいっ!」
すごい形相で私を睨むミナミさん。
ダイキくんはニッコリ笑って、口パクで「頑張れ」。
私はコートとバッグを掴むと、カワサキを追いかけようと廊下に飛び出した。
けど、カワサキはまだ廊下にいた。
「ごめん、荷物取ってくる。待ってて。」
「はいっ!」
待ちます、いつまでも。
私は研究室に入っていくカワサキの背中を見ていた。
ミナミさんの指令に、珍しくカワサキが真っ先に手を挙げた。
「あ、俺行く。」
それを見て、ミナミさんが飛びついた。
さっきまであんなにイヤそうだったのに。
「じゃあ、私も行きますね。」
「いいよ、沢村連れて行くから。南さんは、こっちの準備しといて。」
やっぱり私は沢村で、ミナミさんは南さんなんだね。
……ん?
今、何て言った?
「おーい、沢村。行くぞ?」
カワサキがドアに向かいながら、私を呼んでる。
「…はいっ!」
すごい形相で私を睨むミナミさん。
ダイキくんはニッコリ笑って、口パクで「頑張れ」。
私はコートとバッグを掴むと、カワサキを追いかけようと廊下に飛び出した。
けど、カワサキはまだ廊下にいた。
「ごめん、荷物取ってくる。待ってて。」
「はいっ!」
待ちます、いつまでも。
私は研究室に入っていくカワサキの背中を見ていた。