私が彼女を殺した訳(理由)
『待ってて!先生呼んで来るから!』

そう言って後ろを向いた私に

『幸子、助けて!一人にしないで』

興奮してる杏子を一人に出来なかった。


私は木に登り杏子の真下に行くとなだめて少し落ち着かせようとした。

その時…バキバキッと凄い音と同時に杏子と折れた枝が私の上に落ちてきた。


瞼が熱い…


杏子が泣きわめいてる。
何故?落ちちゃったけど無事に降りたじゃん…。

杏子が走り去る。

え?

置いてかないでよ!!

力が入らないよ…身体が動かない。



< 14 / 85 >

この作品をシェア

pagetop