KITUNE
「…そう言われると複雑だね。キミがこの祭りに参加したいと言い出したのは、ボクらと出会ったからだろう?」
「まあね。でも後悔はしてないわ」
やがて、祭囃子と光が見えてきた。
「りん…。最後に聞かせて?」
コムラは振り返り、わたしをまっすぐに見つめた。
「なぁに?」
「何を考えているの?」
「う~ん…」
素直に答える気は無かった。
けれどコムラは真剣だ。
「…あなた達のことしか、わたしは考えていないわ」
「ボク等のこと?」
「ええ、あなた達のことよ」
「まあね。でも後悔はしてないわ」
やがて、祭囃子と光が見えてきた。
「りん…。最後に聞かせて?」
コムラは振り返り、わたしをまっすぐに見つめた。
「なぁに?」
「何を考えているの?」
「う~ん…」
素直に答える気は無かった。
けれどコムラは真剣だ。
「…あなた達のことしか、わたしは考えていないわ」
「ボク等のこと?」
「ええ、あなた達のことよ」