KITUNE
楽しい時間はあっという間で、すぐに山のふもとへ出られた。
「ここからなら帰れる?」
「うん、ありがとう」
「どういたしまして」
にっこり笑うコムラを見て、胸が高鳴るのが分かる。
…このまま二度と会えなくなるのはイヤ。
「ねっねぇ、コムラ」
「何?」
私は手を握り締め、コムラの顔を真っ直ぐに見つけた。
「また、会える?」
キョトンとしたコムラの表情。
「あの神社にいるなら、会いに行っても良い? それともこの村に住んでいるのなら、お礼したいし…」
しゃべっているうちに、何を言っているのか自分でも分からなくなった。
「ここからなら帰れる?」
「うん、ありがとう」
「どういたしまして」
にっこり笑うコムラを見て、胸が高鳴るのが分かる。
…このまま二度と会えなくなるのはイヤ。
「ねっねぇ、コムラ」
「何?」
私は手を握り締め、コムラの顔を真っ直ぐに見つけた。
「また、会える?」
キョトンとしたコムラの表情。
「あの神社にいるなら、会いに行っても良い? それともこの村に住んでいるのなら、お礼したいし…」
しゃべっているうちに、何を言っているのか自分でも分からなくなった。