まもりねこ。
「あ、おはようネムさん、ディルクさん」
「ヨータおはよう! ほら、ディルクも挨拶は?」
「わたしは少しエレン殿と話があるので、ここで少々待っていてくれぬか。すぐ戻るだろう。」
ディルクは返事を聞かずにお婆ちゃんの家に走り出した。
迎えてくれたのか、玄関は開いている。
「まったく。ごめんねヨータ」
「いや、気にしなくていいよ。それよりなんか今日はいつもと違うみたいだね」
急に言われたネムは、ぽかんとしてしまった。
だが何のことか分かったので照れてしまい少し頬が赤くなっている。
「あ……うん。でも、何の事か分かるの?」
「もちろんだよ。洋服の感じがいつもと違うし、それにそのブレスレット・・・とっても綺麗だね。似合ってる」