まもりねこ。

 ネムは湯船から出て、頭を洗い、体を洗い、ディルクも洗ってあげた。



「ディルクは男の子なのに、年頃の娘の裸を見れるなんてラッキーね!」

「そうか、今まで考えたことがなかった」

「ひどいなぁ! 泡、流してあげないよ!」

「すまん。流してくれ。早く乾かしたい」


 ディルクの体の泡を丁寧に流し、先にお風呂場から出してあげた。


 そして自分も綺麗にした後、お風呂場から出て、髪の毛をきちんと乾かし、居間に戻ったが、寝ているのかお婆ちゃんは既に部屋に居なかった。


「そーっと、部屋に戻ろうね」




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