偽りのネット
魔王到来〜そこで神は何を見た〜
ふむ………ここもなかなか……悪くないの……
いたぞ!!
捕まえろ!!
全知全能の神・ルシファーネ様のもと、きさまを捕まえに来た!!
ちっ、追っ手か・・・
――――ここは全宇宙の頂点
「――魔王セルセデスは………捕まえれたので?」
『ハッ、現在、牢にぶちこんでこの世の拷問という拷問をすべて行う予定であります』
「………ふ、ふざけるなぁ!!!」
『!?』
「奴は……」
『奴は?』
「私の…………」
『私の?』
「許婚よ!」
『………はぁ?』
―――そして
「ルシファーネよ―」
「な・あ・に?セルセデスゥ」
「貴殿は一体何がしたいので?」
「結婚」
「だが………身体中をロープで縛り常に200万ボルトの電流を流し続けるという行為は明らかに結婚とはかけ離れているとおもうのだが……それに200万ボルトの電流を流す、というのは聖人ですらきついと思うのだが、」
「大丈夫、あなたは魔王だもの」
「むっ、貴殿、さては私の魔力を浪費させる気ではあるまい?」
「あら―――よく分かったじゃない」