無人島
「俺の伯父が、ボート持ってんだ。」
「ふうん。」
「そのボート貸してくれるらしくて、海まで運んでくれるって。」
「ボートって、どんなボートよ。」
「普通のボートだよ。ほら、池とかでカップルが向かい合ってオールで漕ぐやつ。」
「は?そんなボート、海なんかに出して大丈夫なわけ?」
「だから面白いんじゃん。」
また始まった。
先の見越せない、思いつき人間。
「どう面白いわけ?海に出て、転覆しておぼれるのが楽しい?」
「まっさか。救命胴着も貸してもらえてるし、そんな沖までいくつもりないよ。」
「で、何がおもしろいわけ?」
私もしつこいな、と思いつつ。
「ボートで海だぜ?揺れまくって楽しいぞ。そんじょそこらの遊園地に負けないくらいの乗り物になるって、絶対。」
「・・・。」
あまりに子どもっぽい発想に口をつぐむ。
「ふうん。」
「そのボート貸してくれるらしくて、海まで運んでくれるって。」
「ボートって、どんなボートよ。」
「普通のボートだよ。ほら、池とかでカップルが向かい合ってオールで漕ぐやつ。」
「は?そんなボート、海なんかに出して大丈夫なわけ?」
「だから面白いんじゃん。」
また始まった。
先の見越せない、思いつき人間。
「どう面白いわけ?海に出て、転覆しておぼれるのが楽しい?」
「まっさか。救命胴着も貸してもらえてるし、そんな沖までいくつもりないよ。」
「で、何がおもしろいわけ?」
私もしつこいな、と思いつつ。
「ボートで海だぜ?揺れまくって楽しいぞ。そんじょそこらの遊園地に負けないくらいの乗り物になるって、絶対。」
「・・・。」
あまりに子どもっぽい発想に口をつぐむ。