ねぇ…大好きだよ

「愛乱?」
「…」
「泣いてるの?」
「泣いてない…」
その時は刹那の事で泣いてた…

「大丈夫…」
あまりにも、刹那が優しくて、泣いてた…
私の何かが壊れた…

「大丈夫だったら、顔見して?」
「いや…」

刹那の部屋でタオルケットを顔に当てて泣いてた…

「愛乱…」
「んっ?」
「愛乱」
刹那は手を握ってくれたんだよね…
ビックリして、顔あげたんだよね…
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