アナタに愛が届くまで。。。☆
保健室に向かいながら涙がこぼれた。

『遥斗…演奏楽しみにしてるって言ってたのに…遥斗に聴いてほしかったよ…』


そして、あたしは息を切らして保健室に着いた。


ガラガラ…。


ドアを開けるとそこには恵梨子が遥斗にキスをしようとしている姿があった。

『は…る…と…。』

それ以上言葉がでなかった。信じたくなかった。


『紗菜、違うんだ…恵梨子ちゃんが具合が悪くなって保健室に…』

『涼介くんから聞いた…恵梨子ちゃん、大丈夫?』

あたしは声を振り絞って恵梨子に聞いた。


『あっ、もう大丈夫!遥斗に介抱してもらったから~!!』

恵梨子はそう言うと保健室をでた…。
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