【奏】たらればの時間
明るい陽射しに目を開いた





……あれ?





どうなったんだっけ??






確かカズと言い合いになって…


私…階段から落ちたよね?!





何で?


どこも痛くないの?






…って、それより…




ここは…どこ?





部屋を見渡した



どこか見覚えのある懐かしい部屋…






ここって…


えっ…



でも、有り得ないよね…






まさか、私あのまま階段から落ちて…



えっ…やだ…やだやだ






――ガチャッ






混乱しているとドアが開いた



そこから顔を覗かせた人





やっぱり…




…でも、何で?






少しずつ近づいてくる


「…ミサキ?」



心配そうに私の顔を覗きこむ顔と目が合う




「良かった〜

ミサキ、大丈夫か?」





何が…



「…ミサキ―…わかるか?」


一体、どうなってんの〜!?!?!?








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