あまーいお時間
半分私は諦めモードだった。
だってあんなに毎日
待ってるのに現れない。
それに相手は高校生。
私なんかに
目がいくわけない。

そう思いながらも
あの胸のトキメキを
忘れられずに未夢と
張り込みしていた
そのとき―‥

「何してるの?
学校に何か用事?」

後ろを振り返ると
そこには
あの男性が立っていた。

「いや、そのっ‥
あのぉ‥っ」

「私たちこの前
オープンスクールに来た
者なんですけど~
実はこの子があなたに
用事があるらしく‥」

「へぇ‥。じゃあ
場所かえよっか」

「あ、あたし
塾に行かなくちゃっ
じゃまたっ」

「え、まっ‥ちょ
みゆうぅぅー‥」

どうしよ。二人っきりに
されてしまった。
どうしたらいいのっ?!

「だ、大丈夫?
えーと‥あそこ入る?」

彼が指差す場所は
普通のハンバーガー店。

「は、はいっ‥」


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