草食系部下と私様上司
「珍しいですね。
一緒に帰ろうだなんて。」


「そう?たまには、いいでしょ?」


会社から、徒歩20分程の所に上川さんのマンションが有る。

途中、公園とかが有る。


「~~~なんですよね?」


上川さんの顔を見た時、何かに怯える様な顔になっていた。

「どうしたんですか?」


「誰かが付けて来る……。」


「えっ…?」


俺の腕に、しがみついた。


「上川さん?」


「もうすぐ、マンションだから、私の合図と共に走って。」

「はい?」


「いいわね?
せぇ…の…走って!」


俺の腕を引っ張る様に走り出した。


意味分からないけど、俺も走った。



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