草食系部下と私様上司
「いっ…五日前?
何ですぐ言わないんすかぁ?
すぐ駆け付けるのに……。」


「悪いから?」


しれっと言った。


「いやいや、悪いとかって問題じゃないでしょ?」


思わず俺は、上川さんを抱きしめた。


「鶴見君?」


「頼って下さい!
俺、全然頼りになんないかもだけど、絶対に守ってみせますから。」


「有難う……。」


俺の背中に上川さんの腕が廻る。


どんなに、私様でも弱い時は有る…。


そんな時、守れる男になりたい…。


頼りないけど…。


好きな人位、守りたい…。


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