Sweet Boy 〜甘い彼〜


『ね、根津。何なのこの人だかり?』



アタシは人ごみには入らず、近くにいた同じクラスの根津に聞いた



「あぁ〜何か可愛い子がいるらしいぜ」


『ふーん』



やっぱり思っていた通り、可愛い子じゃん



「しずく!しずく大変!」


『そんなに慌ててどうしたの?』


人ごみの中を掻き分け、明は慌てた様子で来た



「それが、それが「しずくちゃーん」


『え・・・?』



この声ってもしかして



「やっときたよ!しずくちゃん」


『な、何でここに居るのよ?!』



「会いに来た♪」



目の前にいるのは、昨日も電話した横山達樹だったのだ
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