あたし と 俺
あたし

「気持ち悪いんだよ」

「消えてくれない?」



今日も私は上機嫌。
キライな男子を目の前にして
見下し笑い、そう言い放つ。

小学生6年生にしては
少し大人びている私。
学年のリーダー的存在だ。

毎日、嫌いな奴をいじめる。
暴力なんてしない、だってすぐ先生に見つかるでしょ?だから、言葉で。


「学校、くるなや」
「くさい、近寄らないで?」

精神的に追い詰めた。

笑って笑って笑って。
馬鹿にしてやった。

今考えると、吐き気を催すほど。




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