とりまー紀文
⑪貯金箱「ナナちゃん」ある日の巻 ミニチュア・ダックスフンド
うちの店のお隣りさん、南側に面した日当たりのいい廊下が、ナナちゃんの部屋である。
朝、お店に来た時、カーテンからはみ出て、仰向けになって寝ているナナちゃんにお目にかかれる。
「ナ〜ナ〜ちゃん」…動かない。
「ナ〜ナ〜ちゃん」…びくともしない。
なかなか呼んでも起きない。…しつこく呼んでいると…目をちろっとあけて、2、3回しっぽをパタパタ…また寝た。
昼時、庭で草むしりをしていたら、ナナちゃんちから美味しそうなカレーの匂いがしてきた。
「いいなあ〜ナナちゃんち、今日はカレーかあ〜。」
ナナちゃんの姿は見えなかった。
夕方の水まきの時、ナナちゃんはいつの間にか、カーテンよりこちら側に姿を見せている。
ここで私はお決まりのセリフを言う。
「おっ かわい子ちゃんがいるぞ!」
しっぽをパタパタ、ちょっと嬉しそう。
朝、お店に来た時、カーテンからはみ出て、仰向けになって寝ているナナちゃんにお目にかかれる。
「ナ〜ナ〜ちゃん」…動かない。
「ナ〜ナ〜ちゃん」…びくともしない。
なかなか呼んでも起きない。…しつこく呼んでいると…目をちろっとあけて、2、3回しっぽをパタパタ…また寝た。
昼時、庭で草むしりをしていたら、ナナちゃんちから美味しそうなカレーの匂いがしてきた。
「いいなあ〜ナナちゃんち、今日はカレーかあ〜。」
ナナちゃんの姿は見えなかった。
夕方の水まきの時、ナナちゃんはいつの間にか、カーテンよりこちら側に姿を見せている。
ここで私はお決まりのセリフを言う。
「おっ かわい子ちゃんがいるぞ!」
しっぽをパタパタ、ちょっと嬉しそう。