とりまー紀文
26.回想
 10年前の私は、ごくごく普通の事務員だった。
 一念発起、なぜこの業界に飛び込んでしまったのか…自分でもビックリなのである。
取り立てて器用だったわけでもない。トリマーセンスは、私とは程遠い。
安定したサラリーマンとくらべ、重労働なのに給料は安い、危険、長続きしないなど、トリマーは大変な仕事だと聞いていた。
親も猛反対だった。
 ただ毎日、たんたんと仕事をしていくのが、むなしくなってきた。
「打てば響く」ような、やりがいのある仕事をやってみたいと思ってきた。
…あれから……
 今、この仕事につけて私は幸せである。胸をはってそう言える。
ワンニャンの楽しそうな顔をみれる時、この道を選んでよかったと思えるのである。
…最後に……
 今ある私も、たくさんの方々の支えがあったからです。
本当に人間は、一人では生きていけないと身に染みました。
動物病院の先生・奥様、家族、友人、そしてワンニャン達、感謝の気持ちでいっぱいです。
それから、ずっと応援し続けてくれた いっちょん…有難う。
 皆様、本当に有難うございました。
また、充電して戻ってこられたらい〜な〜と思います。
 長い間、ご愛読有難うございましたm(._.)m。
            鈴井るん
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