Chain〜切れない鎖〜
切れ長の瞳に吸い込まれそうだった。
その優しい視線に溺れてしまいそうだった。
そして、お互い引き付けられるように近付き、唇にほんのりと温かいものを感じた。
微かに血の味がした。
あたしが融けてなくなってしまいそうなほど、幸せな幸せなキスだった。






あなたと出会えて、あたしは変わった。


止まっていた時間が動き出した。
白黒の世界に色がついた。


気付いたら、後戻り出来ない程、あなたに溺れていた。

あたしだけに見せてくれる、その優しさに。

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