Chain〜切れない鎖〜
首を傾げながら前を向き直した時、あんな声なんて気にならないほど衝撃的なものを見た。



目を疑った。



まさか…




まさか、こんなことが起こっているなんて。








あたしの前には楽しそうに笑う綾がいた。
巻き髪を風に揺らし、スキップするような軽い足取りだ。


愛しそうに回されたその手の先にいたのは…

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