Chain〜切れない鎖〜
この不良たちが一馬の敵じゃないことだけは分かった。
それでも思いっきり威嚇するようにあたしたちを睨むところを見ると、あたしたちの味方ではなさそうだ。



背中を冷や汗が伝った。
身体が震え、心拍数が一気に上がった。


こんな肝心な時に限って一馬はいない。
あたしを守ってくれるんじゃなかったのか。

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