Chain〜切れない鎖〜
「どうせいつものアレなんだろ?
…ヤるだけの女」


そんなこと言わないで欲しい。
あたしは違うって、必死に言い聞かせてるんだから。



「名声目当てで一馬さんに近付いた」

…名声って何よ。

「一馬さんは…」



もうやめて!
もう聞きたくない!



そう叫ぼうとした時、あたしの頭の上を何かが凄い勢いで吹っ飛んだ。

続いて後ろから聞こえた恐ろしい悲鳴。

何が起こったのかと思い、顔を上げた。

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