Chain〜切れない鎖〜
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荒れていた。

何もかもに腹が立った。

気晴らしに来たこの街で、偶然いじめられている芽衣を見つけた。



いつも俺たちがしていること。
何でもないことなのに。
胸の奥から怒りが沸き起こった。


奴らのしていることが、この上なくみっともなく感じた。




それからだった。
俺があの地を去るために必死で勉強を始めたのは。

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