Chain〜切れない鎖〜
時間は過ぎ、刻一刻と近付くライブの時間。

どうやら隼人は地元でも人気らしく、体育館には多くの人がつめかけていた。



あたしの目当てはもちろん一馬。

喧嘩を吹っ掛けようとする京司を引っ張って、体育館へ向かった。






まだ始まっていないっていうのに、体育館は異様な熱気に包まれていた。

ステージの前にはたくさんの女の子がスタンバイしている。


「桜井君」

という声さえ聞こえた気がした。

< 238 / 306 >

この作品をシェア

pagetop