Chain〜切れない鎖〜
みんなの視線を感じて、あたしは慌てて周りを見回した。


あたしは興奮して立ち上がっていた様子。
少し前にいる隼人が面白そうにニヤニヤ笑っている。

目立たない。
それがモットーのあたしにとって、この事件は一生の不覚だ。



慌てて椅子に座ろうとしたとき、遠くで華があたしと同じように口をあんぐり開いているのを見た。
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