年下彼氏。*ハツカレ*
chapter.10 おやこ
「う゛う゛っ・・・」
「母さんっ」
「げほっげほっ」
妊娠初期ってこんなに悪阻がつらそうだ
母さんのを見るのは3人妹弟、いやもうすぐ4人妹弟になる俺は3回目だったりする
「っはぁ、・・・ごめんね、ちーくん」
洗面所から少しやつれた母さんが顔を出した
「なんで謝るのさ」
タオルで口元を拭きながらリビングのソファーに座った母さん
俺はすっきりするように母さんが好きなハーブティーを用意する
「だって・・・本当なら玲さんのところに居るべきでしょ?」
「いいよ、玲だってわかってくれてるし?少し離れてみるのもありかも」