年下彼氏。*ハツカレ*


玲は自分で言ったことなのに、余程恥ずかしかったのか俯いてしまった


それでも袖は離さないとばかりにしっかりと掴んでいる


「か、帰っちゃぃや・・・」


震えながら出した声は無自覚とは思えないくらい艶のある声で、俺を煽ってるとしか思えない


「帰るわけないでしょ」

「ち、」

「可愛すぎ、玲」


何の躊躇いもなく俺は簡単に煽られて、掴まれていた手ごと抱きしめた


「こんなに可愛いのに1人になんか出来ない」

「ちは、やくん・・・」

「ん?」


俺の背中に回された華奢な腕に力がこもる


「玲、言って、なに?」
「・・・好き」


あぁ、ほらわかってないなぁ?

そんなこと俺に言うなんて、天然記念物は怖いよ




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