年下彼氏。*ハツカレ*
chapter.16 なにも
それから・・・
あたしは済んでいたアパートを引き払った
そして実家に戻った
「玲、ごめんなさい」
実家に戻った日にお母さんに謝られた
抱きつかれながら
「えっ?えっ?」
お母さんの後ろには笑っているお父さんとお兄ちゃん、正美さん
「あたしは・・・あの子とあなたを一緒になんかしてないわ、いいえ、そんなこと考えたことがない・・・」
それは突然の告白だった
「・・・確かにあの子がいなくなってあなたを身代わりって考えたことはあるけど、そんなこと出来なかった・・・だって、あなたもあの子も一人の人間だもの一緒になんか出来なわ」