年下彼氏。*ハツカレ*


その音がなにかもわからないまま、千颯くんの顔がゆっくりと近づいてきた

まばたきも出来ずに見つめるだけだった


「玲・・・目、とじないと・・・」

「ぁ・・・」


千颯くんのほっぺに朱が差した


私はそれに照れながらまぶたを閉じた


「好きだよ、玲」


その言葉とともにひんやりとした感触


それが千颯くんの唇だとわかったのは感触が離れてからで


千颯くんの気配がなくなると物足りなくなり目を開けた


「ち、千颯くん・・・」

「今度はもっと激しいのしてあげる、だからそんな目で見ないで」


どんな目をしてるの?

私・・・




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