時と種族を越えて
七不思議〜ピアノの憑喪神〜
図書室を後にした私は、音楽室に向かった。
ドアは、開いており、ピアノの音が流れて来る。
私は、溜め息を吐いて音楽室に入って行った。
黒髪の女性――音楽の先生がピアノを弾いている。
実は、この先生、琴の憑喪神だ。
ピアノに、執着しているのでピアノの憑喪神と間違われたらしい。
由紀音「山崎先生、私の仕事を増やさないで下さい。」
山崎「あら、宮下さん。お仕事?明日は、音楽の授業があるから居眠りをしないようにね。」
私は、山崎先生の言葉に殺意を覚えた。
由紀音「私が、こんな時間に学校に来たのは、誰のせいだと思っているんですか?」
山崎「悪霊が出た様子も無いし、どうしてかしら?」
由紀音「校長先生に、七不思議事件の解決を頼まれたんですよ。」
山崎「あら、ごめんなさいね。これからは、気を付けるわ。」
山崎先生は、優しい微笑みを浮かべて言った。
由紀音「そうして下さい。私も、ゆっくり眠りたいので。」
山崎「あ、そうそう。宿題を忘れないようにね。」
由紀音「分かっています。」
私は、さっさと音楽室を飛び出した。
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ドアは、開いており、ピアノの音が流れて来る。
私は、溜め息を吐いて音楽室に入って行った。
黒髪の女性――音楽の先生がピアノを弾いている。
実は、この先生、琴の憑喪神だ。
ピアノに、執着しているのでピアノの憑喪神と間違われたらしい。
由紀音「山崎先生、私の仕事を増やさないで下さい。」
山崎「あら、宮下さん。お仕事?明日は、音楽の授業があるから居眠りをしないようにね。」
私は、山崎先生の言葉に殺意を覚えた。
由紀音「私が、こんな時間に学校に来たのは、誰のせいだと思っているんですか?」
山崎「悪霊が出た様子も無いし、どうしてかしら?」
由紀音「校長先生に、七不思議事件の解決を頼まれたんですよ。」
山崎「あら、ごめんなさいね。これからは、気を付けるわ。」
山崎先生は、優しい微笑みを浮かべて言った。
由紀音「そうして下さい。私も、ゆっくり眠りたいので。」
山崎「あ、そうそう。宿題を忘れないようにね。」
由紀音「分かっています。」
私は、さっさと音楽室を飛び出した。
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