時と種族を越えて
由紀音「私、白守を召喚した覚えは無いんだけど………それに、この地の巫女って何?」

白守「まさか、無意識に召喚したのか?」

由紀音「だから、召喚した覚えは無いって!」


白守「あぁ、分かった、分かった。召喚の事も、巫女の事も、後で話す。先に、仕事を済ませろ。」

私は、白守に言われて七不思議の調査の事を思い出した。


由紀音「あっ!後2つも、七不思議があるんだった!白守、今何時?」

家庭科室の合わせ鏡は、夜中の一時だ。
間に合うなな?



白守「琴音、何時だ?」

琴音?
誰の事?


山崎「2時です。」

えっ?
山崎先生の名前?
って事は、山崎先生の名前は 山崎琴音?

っか、2時!
明日も、来なきゃ………


由紀音「私、帰るよ。明日、残りの2つは調べる。」

私は、ふらふらと立ち上がり、校門に向かって歩き出した。


私の後を、白守が追ってくる。

由紀音「付いて来る気?」

白守「お前に、この地の巫女の事を説明しなきゃならねぇだろ。」

由紀音「はぁ、勝手にして。私は、家に帰るから。」



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