時と種族を越えて

私が、教室に入ると課外が始まる五分前だった。

由紀音「綾香、おはよー。」

私は、隣の席の親友真田綾香に声を掛ける。

綾香「おはよ。宿題やった?」

由紀音「やってない。それどころじゃ無かったんだよ。」

綾香「又、仕事?大丈夫?怪我しなかった?」

由紀音「怪我はしてないけど……疲れた。」

私は、机に座り課外の準備をしながら言った。


綾香「もしかして、寝てないの?」

由紀音「うん、その上、今日も仕事あるんだよ。」

綾香「手伝おうか?」

綾香が、心配そうに言った。

由紀音「大丈夫。どうにかなるから。」

綾香「なら、良いんだけど……結界、張ってあげるから寝たら?」


由紀音「んー、お願い。一時間目始まったら起こして。」


私は、綾香の言葉に甘えて眠る事にした。




_
< 34 / 66 >

この作品をシェア

pagetop