時と種族を越えて
私が、教室に入ると課外が始まる五分前だった。
由紀音「綾香、おはよー。」
私は、隣の席の親友真田綾香に声を掛ける。
綾香「おはよ。宿題やった?」
由紀音「やってない。それどころじゃ無かったんだよ。」
綾香「又、仕事?大丈夫?怪我しなかった?」
由紀音「怪我はしてないけど……疲れた。」
私は、机に座り課外の準備をしながら言った。
綾香「もしかして、寝てないの?」
由紀音「うん、その上、今日も仕事あるんだよ。」
綾香「手伝おうか?」
綾香が、心配そうに言った。
由紀音「大丈夫。どうにかなるから。」
綾香「なら、良いんだけど……結界、張ってあげるから寝たら?」
由紀音「んー、お願い。一時間目始まったら起こして。」
私は、綾香の言葉に甘えて眠る事にした。
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