時と種族を越えて
白守「もう少し、零藍の巫女の自覚を持て。」

由紀音「自覚っても、零藍の巫女って何をするわけ?」

白守「………」

白守が、黙り込む。


由紀音「白守?」

白守「やはり、持たなくて良い。お前の思う通りに行動しろ。」


白守が、私から目を逸らして言った。

由紀音「白守、どうしたの?」

白守「………何でもない。」

白守は、私から目を逸らしたままだ。


由紀音「ねぇ、過去にもこの地の巫女って居たの?」

白守「………いた。」

由紀音「そうだよね。」


私は、何故か切ない気持ちになった。



その後、私と白守は鏡の破片を片付けて家に帰った。





七不思議end
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