時と種族を越えて
白守「記憶が、戻ったのか?」

由紀音「えぇ、」


白守は、無言で私を抱き締めた。

強く優しく抱き締めてくれた。



過去世の自分が恋した相手が愛しい。
もしかすると、私自身が白守を愛していたのかもしれない。





由紀音「白守、帰ろう。今の私達の家へ。」

白守「あぁ。」


私と白守は、手を繋いで家へ向かって歩き出した。




再び、時を越えて会えた事の幸せを噛み締めながら。



_
< 49 / 66 >

この作品をシェア

pagetop