時と種族を越えて
学校生活(弐)
ガラガラガラ!
私は、教室のドアを開け教室に入った。
綾香「あ、おはよう!」
由紀音「おはよう!」
綾香「由紀音?昨日、何かあった?」
綾香の質問に私は首を傾げる。
由紀音「えっ!?邪鬼に襲われたぐらいだけど………」
真紀「えっ?由紀音ちゃん、邪鬼に襲われたの?」
横から、口を挟んできたのは真紀――一応、私の友人の一人――だ。
霊力は強いが、戦う力を持たないので、食人妖怪の類いに狙われやすい。
由紀音「あ、まぁ。」
真紀「いいなぁ、私も一度見てみたい。」
真紀の言葉に、私と綾香は唖然とした。
綾香「あんた、喰われるわよ。」
真紀「えー、喰われたくはないよぉ。」
真紀が、笑いながら言う。
真紀には、恐怖心と言うものが無いのだろうか?
_