真夜中の恋愛組曲
Ⅲ
とりあえず、私も貴方に手を振った。
そして貴方はもう一度話しかける。
「君いつも僕のピアノ聞いてるよね」
「…何で知ってるの…?」
いつも、貴方の部屋は
朝も昼も夜も関係なくカーテンが閉まっている。
「…知りたい?」
不気味そうに笑う貴方に鳥肌が立つ私。
「知りたい」
本当は怖いのに…それでも知りたがる私の本能…
「君、名前は?」
「……つ、月夜」
「つきよ?…変わった名前だね」
「ねえ、貴方の名前…」
「僕の名前?…レン」
そして貴方はもう一度話しかける。
「君いつも僕のピアノ聞いてるよね」
「…何で知ってるの…?」
いつも、貴方の部屋は
朝も昼も夜も関係なくカーテンが閉まっている。
「…知りたい?」
不気味そうに笑う貴方に鳥肌が立つ私。
「知りたい」
本当は怖いのに…それでも知りたがる私の本能…
「君、名前は?」
「……つ、月夜」
「つきよ?…変わった名前だね」
「ねえ、貴方の名前…」
「僕の名前?…レン」