ノン・レス



チャペルまで移動して

左右に分かれて中に入る


ギリギリのタイミングで

あなたはやってきた


「ごめんごめん」

ヒソヒソ声で

山口君に謝っている


わたしは

後ろに目がついているんじゃないか

って思うくらい


後ろの列にいるあなたを

感じていた




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