ノン・レス


たくさんの人の

祝福を受け

幸せそうな2人



パーティーも終わり

レストランの出口で

順番にお見送り



美しい

ドレス姿の親友に

今日何度言ったかわからない

おめでとうを言い


わたしは

帰途についた


「送るよ」


山口君とは

帰る方向が一緒だった


送るって言ってくれた時

同じ方向だからと

わたしは単純に

そう考えていた



< 35 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop